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ゼロエミッションエネルギー研究拠点研究会・第1 回シンビオ社会研究会講演会 「カーボンニュートラルに向けての先端エネルギー科学のパブリックアウトリーチ活動」 (2022年5月11日)

趣旨:令和4年度の第1回シンビオ講演会は、昨年12月1日に開催の令和3年度第2回シンビオ講演会に引き続いて「カーボンニュートラルに向けての先端エネルギー科学のパブリックアウトリーチ活動」を主旨として、京大エネルギー理工学研究所(Ze)研究拠点との共催で開催します。この度は核融合、水素エネルギーおよび宇宙太陽光発電の方面で一線の先生方にそれぞれの御専門の研究成果を踏まえて、エネルギーの明るい未来像を紹介頂く予定です。是非とも、多数の方々のご参加を期待しています。この講演会は京都大学宇治キャンパスの会場と「ZOOM」を使ってのWeb方式のハイブリッド方式で実施します。

日時: 2022 年5 月11 日(水)14:55~17:30
(14:25 Zoom接続開始、会場受付開始)

場所: 京都大学宇治キャンパス総合研究実験1 号棟4F 遠隔会議室(HW401)

主催:
 エネルギー理工学研究所ゼロエミッションエネルギー研究拠点研究会
 (URL: http://www.iae.kyoto-u.ac.jp/zero_emission/
 特定非営利事業活動法人シンビオ社会研究会
 (URL: http://sym-bio.jpn.org/homepage.php

プログラム:
〇開会の挨拶(14:55-15:00) シンビオ社会研究会 会長 吉川 榮和
〇講演1 (15:00-15:45)
司会: 森下和功 京大エネルギー理工学研究所准教授(当会理事)
演題『歴史的転換期に入ったエネルギー環境問題』
講師 小西哲之 氏(京都大学名誉教授)
概要:パリ協定により国際合意となった二酸化炭素削減目標は、2040 年台には人類が許容されるCO2 排出量、つまり「カーボンバジェット」を使い切ることを示す。人類は化石資源消費型の高度成長とは異なる、新しい物質エネルギーシステムへの転換を歴史上はじめて体験している。本講演ではバイオマス生産と先進エネルギーによるCO2 固定システムを提案し、産業革命以来の人類と環境の問題を逆転しようとする試みを紹介し、持続可能な社会のあり方を展望する。

――――休憩 (15:45-15:50)――――

〇講演2(15:50-16:35)
司会: 八尾 健 京大名誉教授(当会顧問)
演題『脱炭素社会における水素エネルギーの役割』
講師 塩路 昌宏 氏(京都大学名誉教授)
概要:パリ協定後のエネルギー脱炭素化の潮流および気候中立を目指す各国の脱炭素戦略を概観するとともに、それらの動向を見据えたカーボンリサイクルに基づく将来のエネルギーシステム、およびその成立の鍵となる水素エネルギーの役割について論じる。さらに、国内外の水素戦略・普及シナリオや水素社会構築のための取り組みについて、NEDO 事業を中心に具体的に紹介し、利用拡大に向けた可能性と課題を示す。

――――休憩(16:35-16:40)――――

〇講演3(16:40-17:25)
司会 吉川 暹 京大名誉教授(当会顧問)
演題『宇宙太陽光発電SPS の日本と世界の研究開発と現状』
講師 篠原 真毅 氏(京都大学生存圏研究所教授)
概要:宇宙太陽光発電SPS は長年に渡り世界中で研究開発が行われてきたが、いまだ実現への道筋が明確にはなっていない。しかし、近年日本では宇宙開発の基本政策である宇宙基本計画に衛星実証実験の実施が明記され、米国では1 億ドルともいわれる予算で空軍研究所が衛星実証に着手し、中国では重慶と西安で大きなSPS プロジェクトが進行しており、世界中でその実現に向けた動きが加速している。本講演では現在の世界のSPS 研究開発プロジェクトの現状について紹介する。

〇閉会の挨拶(17:25-17:30) 吉川 暹 京大名誉教授

なお コロナ感染予防のため昨年度に引き続き会場参加者は20名程度とし、遠隔オンライン参加も可能なZOOM によるハイブリッド講演会とします。また講演会後の懇親会はコロナ感染予防のため実施致しません。プログラムの詳細や講演会資料は、準備の出来次第、事前にパスワードを設けてシンビオ社会研究会ホームページに掲載します。その際には参加される方々にはメールで案内しますが、当日会場では配布しませんのでご留意の程をお願いします。

問合先、申込先:
・シンビオ社会研究会事務局(symbio.reserch.office(at)gmail.com)
・エネルギー理工学研究所 森下准教授(morishita(at)iae.kyoto-u.ac.jp)

――――――申し込み――――――
令和4年度シンビオ社会研究会講演会の出席希望
氏名:
所属:
メールアドレス:
電話番号:
第1 回講演会に( □ 会場にて参加 □ Webにて参加 )します。