【実施報告】ZE研究会「令和5年度第2回シンビオ社会研究会講演会」 (2023年10月12日)
シンビオ社会研究会では、先端エネルギー科学に対する一般社会や若い世代の関心を高めるため ZE アクテイブラーニング活動の一環としてのパブリックアウトリーチ活動に取り組んでいます。このたび、京都大学エネルギー理工学研究所 ゼロエミッションエネルギー研究拠点との共催で、「未来を拓く自らが主体のアクティブラーニング」をキーワードに講演会を開催しました。開発経済学およびバイオエネルギー学の分野でそれぞれ活躍されておられる2名の講師をお招きし、遠隔オンライン参加も可能なハイブリッド講演会としました。講演1では、京都大学名誉教授の森 純一氏により、国内外の経済統計データをもとに、市場改革や海外投資家の役割、日本経済の行方に関する議論がなされました。講演2では、当研究所長の森井 孝氏より、バイオエネルギー研究の現状と課題、人工光合成を実現する上での課題として人工代謝経路を解明する研究の最前線に関する議論がなされました。今回の講演会の内容はかなり幅広い領域にわたるものでしたが、専門外にもとてもわかりやすい説明であったため聴講者の関心は高く、非常に熱心な質疑応答・議論が展開されました。
講演1:
森 純一氏(京都大学名誉教授、(財)国際通貨研究所 客員研究員)
「日本の資本市場改革と海外投資家 - 日本悲観論を戒める 」
講演2:
森井 孝氏(京都大学エネルギー理工学研究所長・教授)
「生物エネルギーシステムの実現に向けた課題」