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【ゼロエミッションエネルギー拠点研究会】平成28 年度 材料照射研究会(平成28年10月11-13日)

例年秋に開催されてきた通称「材料照射研究会」の開催案内です。ここ数年は、東北大学金属材料研究所にて開催されておりましたが、今年度は京都大学エネルギー理工学研究所にて開催することが昨年度の研究会において承認されています。平成28 年度の本研究会は、標記にもありますように、平成28 年10 月11 日から3 日間、京都大学宇治キャンパスにて、下記の趣旨に基づいて開催いたします。皆様、奮って参加して頂きます様、お願い申し上げます。

日程:平成28年10月11-13日 
場所:京都大学宇治キャンパス 総合研究実験棟 遠隔会議室(HW-401)
問合せ先:エネルギー理工学研究所 エネルギー基盤材料研究分野 TEL:0774-38-3476 


 ※プログラム等の詳細につきましては、PDFファイルをご参照ください。
 pdficon_small.jpg 平成28年度材料照射研究会


○開催趣旨

今年度は、「照射効果」を副題とします。昨今、原子力材料あるいは核融合炉材料に関連する様々な国内あるいは国際会議が開催されています。それらは多くの場合、最新の研究やトピックスなどのその時期に応じた研究成果の発表の場として位置づけられています。これに対し、本研究会は、その時期や「はやり」に流されず、従来、我々材料照射研究者が抱いている材料の照射効果における基本的、根本的な疑問や懸念、問題点などについて、十分に議論するための場とされています。特に今回は、材料の「照射効果」をこれまでに得られている照射データベースに基づき、照射欠陥や照射損傷組織の形成の素過程、それらが材料の力学的性質や物理的・化学的性質に及ぼす影響について、より基礎的な視点から見直します。具体的には、照射試験法、照射後の観察法、測定法や評価法ならびに計算模擬試験法などにおける問題点の抽出を行い、より「確かな」材料照射効果を理解するための議論の場を提供します。なお、材料開発研究が重要なことは言を俟たず、積極的な発表をお願いする次第です。また、本研究会では人材育成を重要視し、多くの学生に発表の機会を与えるため、ポスターセッションを取り入れ、優秀な学生にはポスター賞を授与します。大学の先生方におかれましては、学生の派遣をお願いいたします。