トピックス

【実施報告】ZE研究会 シンビオ社会研究会「アクティブラーニング事業」の実施(2023年11月13日、16日)

シンビオ社会研究会「アクティブラーニング事業」の実施
日時: 2023年11月13日(月)、16日(木)
場所:京都大学本部構内 総合研究11号館2階215講義室

シンビオ社会研究会では、「カーボンニュートラルに向けての先端エネルギー科学のパブリックアウトリーチ活動」の一環として、国民のエネルギー問題の理解の深化に関わる議論を行っております。「理系離れ」問題が指摘されるようになって久しいですが、この問題の解決がエネルギー問題に関する国民の議論を一層高める環境づくりになると考え、このたびゼロエミッションエネルギー研究拠点の2023年度課題に申請し、採択されました(課題「エネルギー科学のパブリックアウトリーチのためのアクティブラーニング」,代表 八尾 健京大名誉教授)。今年度は、理系教育の方法論に関する議論を行うため、11名の大学院生・大学生に参加をお願いし、①従来どおりの知識重視型教育法、および、②科学技術を作り上げた人物に焦点をあて、そこから理科科目に興味をもってもらう教育法の2つの方法論を実践しました。原子力や核物理に貢献した歴史上の人物であるエンリコ・フェルミに焦点をあて、それぞれの方法論でアクティブラーニングを行いました。こうした試みは昨年度に続いて2度目ですが、今回は授業の先生役に大学院生を充て、また、生徒役には大学1年生にお願いしました。それぞれの授業法の長短を分析するため、最後に参加者にはアンケートをお願いしました。今後、分析を重ね、カーボンニュートラル社会実現に必要な国民理解醸成の環境づくりに関する議論を展開します。

20231116.jpg