【報告】定常プラズマ計測に関する第8回日韓セミナー(平成28年8月24日~27日)
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日韓の大学院生および若手研究者を対象としたプラズマ計測に関するサマースクールが平成28年8月24日から27日、韓国プサンの海雲台(Haeundae)で開催されました。本セミナーは2年に一度日韓交互に開催され、8回目となる今回はKAIST(Korea Advanced Institute of Science and Technology)がホストとなり、プサンで開催されました。前回平成26年は京都大学が開催地ホストを務めました。プログラムは15の講義(招待講演)とポスターセッションからなり、日本からの講義は7つあり、筆者は可視分光に関する講義を行いました。
エネルギー理工学研究所関連の研究室からは、エネルギー科学研究科修士2回生の白波瀬一貴君が参加し、"Verification of Sensitivity Calibration of VUV Spectrometer System in Heliotron J Using Bremsstrahlung Spectrum"という題目でポスター発表を行いました。ポスターは2セッションあり、それぞれ韓国人学生、日本人学生と分けられているため、説明および質疑はすべて英語で行う必要があり、大変刺激になったように思えます。コミュニケーションのきっかけにもなったようです。講師の目から韓国人学生をみて感心したのは、講義後に質問が飛び交うことです。拙い英語でもなんとか伝えようと必死になっていました。何かを学びとろうとする意気込みが日本人学生にも伝わってきたのではないでしょうか。 (文責:門 信一郎)