クラスAのGタンパク質共役型受容体(GPCR)に共通の安定化アミノ酸置換の発見
Research Topics / 研究トピックス
2017年6月付け、S. Yasuda, Y. Kajiwara, Y. Toyoda, K. Morimoto, R. Suno, S. Iwata, T. Kobayashi, T. Murata, M. Kinoshita の研究 「Hot-Spot Residues to be Mutated Common in G Protein-Coupled Receptors of Class A: Identification of Thermostabilizing Mutations Followed by Determination of Three-Dimensional Structures for Two Example Receptors」 が論文誌 Journal of Physical Chemistry B に掲載されました。
DOI: 10.1021/acs.jpcb.7b02997
附属エネルギー複合機構研究センター センター附属研究分野
研究成果の概要:
クラスAの多くの不活性型GPCRにおいて、位置の目安として知られるBW数が3.39である残基をアルギニンまたはリジンに置換すると、顕著な熱安定化が得られることを理論的に予測した。実際にプロスタグランジンE2タイプ4受容体とアセチルコリンM2受容体の安定化に成功し,それらの立体構造を新たに決定できた。