京都大学 × 堀場製作所「HONMAMON共創研究」2024年度研究実施報告会(2025年5月20日)
Topics
京都大学と株式会社堀場製作所による「HONMAMON(ほんまもん)共創研究」2024年度研究実施報告会が、2025年5月20日(火)、京都大学エネルギー理工学研究所 北4号棟大会議室において開催されました。当日は両機関の関係者を中心に約30名の参加があり、5件の採択課題について進捗状況や成果が共有されました。
「HONMAMON共創研究」は、2023年10月に締結された包括連携協定に基づき創設された、京都大学と堀場製作所による学内公募型の共創研究制度です。革新的かつ独創的な基礎研究を対象とし、将来的な分析・計測・制御技術の飛躍的進展を見据えた共同研究テーマが公募・採択されました。採択された各テーマには、堀場製作所およびグループ会社の研究者が共同研究者として参画しており、産学連携による実質的な研究支援が行われています。
報告会は、今村耕治 堀場エステック開発本部長の開会挨拶に続き、片平正人 京都大学エネルギー理工学研究所長による研究所の概要紹介から始まりました。その後、参加者には3班に分かれてHeliotron J、KU-FEL、NMRの研究施設を見学いただき、よいご感想を多数いただきました。引き続き行われたプレゼンテーションでは、各研究代表者から研究の背景、アプローチ、進捗状況、堀場製作所との協業による具体的な効果についての発表が行われました。
質疑応答では、企業・大学双方の視点から活発な意見交換がなされ、連携の意義や今後への期待が強調されました。最後に、木村俊作 京都大学成長戦略本部 副本部長より閉会挨拶がありました。
報告会後には、きはだレストランにて意見交換会も開催され、参加者同士の親睦を深めるとともに、2025年度に新たに採択された研究課題の代表者による自己紹介も行われました。
今回の報告会は、「ほんまもんの技術」を創出する共創の場として大きな役割を果たし、未来社会に資する基盤技術の創出に向けた貴重な第一歩となると期待します。