京都大学エネルギー理工学研究所 第29回公開講演会(2024年10月20日)

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京都大学エネルギー理工学研究所 第29回公開講演会

日時:2024年10月20日(日)14:00~16:00
場所:京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザ きはだホール
参加費:無料
定員:300名
対象:中高生・大学生・一般

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プログラム:

14:00~14:10 開会挨拶 所長 片平正人
14:10~15:00 カーボンネガティブエミッションを目指して
―CO2からダイヤモンドを作る―
附属カーボンネガティブ・エネルギー研究センター ・教授 野平俊之
15:00~15:50 オーロラと人工太陽の「光」を探る エネルギー生成
研究部門・准教授
門信一郎
15:50~15:55 閉会挨拶 副所長 松田一成

カーボンネガティブエミッションを目指して ―CO2からダイヤモンドを作る―

2024koukainohirajpg.jpg野平俊之教授 CO2の実質排出量がゼロである「カーボンニュートラル社会」を実現するためには、排出されるCO2の削減だけなく、大気中のCO2を固定化・有効利用する「カーボンネガティブエミッション」という概念と技術が重要です。近年、再生可能エネルギーを用いた電気化学反応により、CO2から有用物質を作る技術が注目されています。我々は、炭素を含む有用物質の中でも極めて付加価値の高い「ダイヤモンド」を、CO2と水というありふれた原料から電気分解で作る研究を行っています。どのような原理でそれを実現しようとしているのか、また、現時点での成果をご紹介します。 2024koukainohiraimage.jpg

オーロラと人工太陽の「光」を探る

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門信一郎准教授
後に自然界のプラズマ現象と認知されることになるオーロラや雷は、太古より人々の好奇心と畏怖の対象でした。中学高校で学ぶ「真空放電」により地上でプラズマ生成が可能になると、物質固有の波長をもつ輝線スペクトルの研究が盛んになり、量子物理学につながっていきます。オーロラの源となる太陽のエネルギーを地上で実現しようとする「フュージョンエネルギー(核融合発電)」の開発においても、プラズマの放つ光は重要な情報源です。天空の光と地上の光、その両者にまつわるプラズマ研究の発達史を「分光学」の視点でたどってみましょう。 2024koukaikadoimage.jpg

当研究所では、全国の女子中高生、女子高専生・大学生の理工系大学・大学院への進学とキャリアパス形成を支援しています 理工系への進学や分野選択で悩んでいる女子中高生等に、今回の公開講演会での講演や、同時開催される宇治キャンパスでのオープンラボを通じて幅広い理工系分野の科学や技術の魅力を伝え、具体的に自らの理工系キャリアパスを描くことができる一助となれば幸いです。

主催:京都大学エネルギー理工学研究所
共催:ゼロエミッションエネルギー研究拠点
お問合せ先:0774-38-3400

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