【第4回センター談話会】前駆体法を利用したアセン誘導体合成とグラフェンナノリボンへの応用(平成29年10月13日)

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エネルギー理工学研究所附属エネルギー複合機構研究センター
第4回センター談話会の開催

題目:前駆体法を利用したアセン誘導体合成とグラフェンナノリボンへの応用

講演者:林 宏暢先生
(奈良先端科学技術大学院大学 助教)

日時:平成29年10月13日(金)16:00~17:00

場所:京都大学宇治キャンパス エネルギー理工学研究所本館会議室(N-571E)

概要:グラフェンナノリボン(GNR)は、幅やエッジ部位の修飾により物性を制御できる材料であり、次世代有機デバイスの基幹材料と成り得る。半導体としての応用には、バンドギャップの狭いGNRを作製する必要がある。その際、ベンゼン環が直線上につながった高次アセンは、バンドギャップの小さなGNR作製の有用な前駆体分子となりうる。しかしながら、高次アセンは難溶で不安定であり、通常の手法では合成が困難である。講演では、我々のグループで精力的に研究している、「難溶かつ不安定な有機材料を溶媒に可溶な前駆体から熱や光照射により合成できる前駆体法」を用いた、アセン誘導体や高次アセン前駆体合成を紹介する。さらに、それらの分子を用いたグラフェンナノリボン合成や新規ナノ構造体構築への挑戦に関して紹介する。

問合せ先:エネルギー理工学研究所 坂口浩司(TEL:0774-38-3505)

第4回センター談話会(印刷用)

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