沿革

エネルギー理工学研究所(IAE)は、1996年5月11日に原子エネルギー研究所とヘリオトロン核融合研究センターを統合・改組して設立されました。IAEは、次世代のエネルギーシステムを探求することを目的に、自然界の基本原理を探究し、それを社会に応用するための最先端の技術を開発することを主な目的として運営されています。
IAEのルーツは、異なる科学分野の専門家が協力して工学を相乗的に研究するために1941年に設立された「工学研究所」にあります。工学研究所は、1971年に原子エネルギー研究所に改組され、原子力の応用を人類のために役立てようとし、原子力と関連する工学分野で様々な基礎研究の成果をもたらしました。
その後、社会・環境エネルギーのシステム工学、量子工学による先進的なエネルギー変換研究、物理化学や材料科学など、エネルギー科学の様々な分野に研究方向が急速に拡大し、最終的にIAEという新しい研究所になりました。


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現在のエネ研
IAEでは、エネルギーの生成、変換、利用という3つの部門の下に、14の研究分野が組織されています。また、2つの研究部門からなる「附属エネルギー複合機構研究センター」を設置し、研究者間の連携を図りながら複合的に課題に取り組んでいます。
本研究所では、「プラズマ・量子エネルギー」と「ソフトエネルギー」の2つの研究分野を柱としています。前者は、地球上で太陽と同じように核融合によるエネルギー生成を行うもの。後者は、太陽エネルギーを利用して地球上に生物圏を形成した、エネルギーを高効率に変換・利用する自然界の法則を、生物科学や材料科学の原理に基づいて解明するものです。研究の国際化を積極的に進め、産学官連携により研究成果を社会に還元しています。また、本研究所は、エネルギー科学研究科、国際高等教育院の教育活動にも関与し、学生のためのカリキュラムを策定・施行し、最先端の研究環境で若手研究者を育成しています。
本研究所は、2011年度に文部科学省の「ゼロエミッション・エネルギー共同利用・共同研究拠点」に認定され、2016年度からは2回目の認定を継続しています。ゼロエミッション・エネルギー研究拠点として、国内外の幅広い学術分野の研究者と連携するとともに、最先端の研究設備の共同利用を推進し、学術研究の基盤強化と新たな研究の加速を図っています。また、京都大学の研究所・センターを含む「京都大学研究連携基盤」との連携や、宇治キャンパスの「宇治地区設備サポート拠点」による研究インフラの共同利用の推進、エネルギー科学研究科の「国際先端エネルギー科学研究教育センター」による海外での研究・教育活動の推進などを行っています。

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