【第5回センター談話会】エネルギーの視点で農業を考える─パリ協定、バイオエコノミー、SDGsとの関わり─(2019年2月1日)

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エネルギー理工学研究所附属エネルギー複合機構研究センター
第5回センター談話会の開催

講演者:柴田大輔先生
(京都大学エネルギー理工学研究所 特任教授)

日時:平成31年2月1日(金)16:45~18:15

場所:京都大学宇治キャンパス エネルギー理工学研究所セミナー室1
(本館 W-503E)

概要:現代農業は、他の産業と同様に、多量の化石燃料由来エネルギーの投入によって成立しており、田畑の耕運、施肥、収穫、温室の温度管理などに多くのエネルギーが使われています。つまり、農業も二酸化炭素排出源となっています。気候変動抑制に関する
パリ協定(2015年)が各国の同意を得て採択され、世界経済は脱化石資源へと本格的に舵を切っています。農業においても再生可能エネルギーへの切り替えが課題となっています。
 本講演では、OECD(経済協力開発機構)が2009年に提唱した脱炭素社会の経済的枠組み「バイオエコノミー」、国連が提唱している「持続可能な発展目標SDGs」を紹介し、世界経済の視点で農業のエネルギー問題を捉え、その解決に向けた取り組みについて考えます。
 京都大学では、農業の課題解決に向けて、農学研究科、経済学研究科、エネルギー理工研究所、エネルギー科学研究科、情報学研究科、生存圏研究所、防災研究所、化学研究所の研究者が参集しており、グリーンエネルギーファーム構想を掲げています。現在、この構想に
賛意を示す多くの民間企業、行政とグリーンエネルギーファーム産学共創パートナーシップを結成し、活動を始めており、その状況も紹介します。

担当分野:
エネルギー利用過程研究部門 複合化学過程研究分野
連絡先:野平俊之

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