京都大学・株式会社ダイセル包括連携協定締結及び「バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門」設置

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調印式・記者発表における「バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門」のメンバー

京都大学と株式会社ダイセルは、2017年度より自然と共生する循環型の低炭素社会の実現と新しい産業の創出に貢献することを目指して共同研究を行ってきましたが、双方の研究開発資源を最大限に活用して「組織」対「組織」の包括連携を推進するため、京都大学・ダイセル社の包括連携協定を2021年10月1日に締結しました。協定の期間は8年半で、2030年まで続きます。
また、京都大学のエネルギー理工学研究所、生存圏研究所、化学研究所、農学研究科、および人間・環境学研究科とダイセルのリサーチセンターは、バイオマスの新しい変換プロセスの開発と持続的循環利用を共通テーマとした、基礎研究と研究成果の社会への還元を目指した包括的研究連携協定を同日に締結しました。
さらに、本プログラム推進のための拠点として、エネルギー理工学研究所、生存圏研究所、化学研究所、およびダイセル社合同の「バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門」を、宇治キャンパス内に同日に設置しました。エネルギー理工学研究所からは、片平正人教授のグループが「バイオマスの微細構造のNMR法による決定と酵素を用いた利活用法の開発」という研究テーマで参画しています。生存圏研究所からは渡辺隆司教授のグループ、化学研究所からは中村正治教授のグループ、ダイセル社からは北山健司上席技師のグループが参画しています。スタート時のメンバーは16名です。
2021年10月8日に、上記協定と産学共同研究部門設置に関する調印式及び記者発表が、湊 長博京都大学総長、森井 孝エネルギー理工学研究所長をはじめとする5部局長、株式会社ダイセルの小河義美社長、山根 啓リサーチセンター長等の出席のもとに行われました。協定の趣旨説明、産学共同研究部門における研究概要の説明等が行われた後、報道各社との活発な質疑応答が行われました。「バイオマスプロダクトツリー産学共同研究部門」の研究の今後の進展が期待されます。


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