外務省・戦略的実務者招へい事業 バーレーン戦略・国際・エネルギー研究センター所長の来訪

Topics

2024年3月7日(木)に、外務省・戦略的実務者招へい事業にて訪日中の、ハマド・アルアブドッラ バーレーン戦略・国際・エネルギー研究センター所長と、アブドラ アルアッバシ エネルギー・環境プログラムディレクターの2名が当研究所を訪問されました。

本事業は、各界において一定の指導的立場に就いている者又は将来活躍が期待される実務者のための訪日招へい制度であり、年度毎の重要な外交政策を踏まえた招へいを行い、我が国関係者と人脈を構築し、我が国外交政策推進の円滑化に資するとともに、中期的な親日家・知日家層の底上げを図ることを目的とされています。

当研究所からは森井孝所長、片平正人センター長、大垣英明教授、野平俊之教授の4名が対応しました。まず、ハマド・アルアブドッラ所長からバーレーンにおける、これまで23回開催されたアラビックサミットや、環境や経済における国際交流の状況、また、PhD学生をオーストラリアなどに留学派遣している話がありました。日本への留学に興味を持っている学生もいるが、日本語の習得が大変と思われているそうです。ここで、当研究所の森井孝所長より、当研究所に在籍するヨルダン人留学生の紹介があり、大垣英明教授からは、京都大学においても海外からPhD学生を数多く受け入れており、日本国大使館を通じた国費留学生制度が利用できることについての案内がありました。

また、バーレーン側からは、京都大学の教員が1年間ほど海外に行くサバティカル制度があるかとの質問がありましたが、森井所長より、残念なことにそのような制度はまだ整えられていないとの回答がありました。

続いて、森井所長より、当研究所の概要説明があり、当研究所に学生が配属される大学院エネルギー科学研究科には、英語で修士、博士の学位が取得できるコースが整備されていることの説明がありました。

その後、北4号棟に移動し、長﨑百伸教授と稲垣滋教授から、磁場閉じ込めプラズマ実験装置Heliotron J、およびジャイロトロン装置の紹介がありました。同時に、この装置を使ったIAEA、アメリカのウィスコンシン大学、ドイツのマックスプランク研究所等との共同研究について説明がありました。バーレーン側からは、まずはバーレーンのPhD学生に対するオンラインでのプラズマに関する講義の希望がありました。

 今回の2時間ほどの滞在の間に、互いの国の発展につながる留学生の受け入れやオンライン講義の計画に繋がる協議があるなど、大きな成果が得られた交流会となりました。

20240307_Photo2.jpg 20240307_Photo1.jpg

  • 京都大学研究連携基盤
  • 国立大学附置研究所・センター長会議
  • 京都大学宇治キャンパス
  • 京大宇治地区三研究所技術部
  • 刊行物
  • 所内限定ページ
  • 京都大学
ページトップへ戻る