科学技術研究費助成事業・基盤研究(S)
研究領域 理工系(総合理工)
研究題目:原子層人工ヘテロ構造におけるバレースピン量子光学の開拓と応用
研究代表者:松田一成
研究期間:2020年度〜2024年度
急速に研究が進展した新たな原子層物質では、バレーとスピンが結合したバレースピンという新たな物理自由度が生じる。我々は、これまでの一連の研究を通して、バレースピンを一つの量子状態として見做して制御する新たな道筋を見出し、その量子状態制御を基礎とした「バレースピン量子光学」という新しい研究への視野を拓いた。これを契機とし光科学・物質科学の接点にある「バレースピン量子光学」の学理を構築する。更に、それを応用へと橋渡しした「バレースピン量子フォトニクス」という新しい研究へと昇華させることを目的としている。