【ゼロエミッションエネルギー拠点研究会】平成30年度 材料照射研究会(平成30年11月27~28日)

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「材料照射研究会・ゼロエミッションエネルギー拠点研究会(ZE研究会)」の参加募集のご案内をいたします。
参加をご希望の方は、申込方法の項目に記載のURLからお申し込みください。
皆様、奮ってご参加ください。
大学の先生方におかれましては、学生の参加を薦めていただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

■名  称:「材料照射研究会・ゼロエミッションエネルギー拠点研究会(ZE研究会)」
副題:原子力材料と寿命評価

■開催日時:平成30年11月27日(火)~28日(水)
11月27日(火)に懇親会を予定しています。(参加費5,000円) 

■開催場所:京都大学宇治キャンパス エネルギー理工学研究所 北4号棟4階 大会議室 
〒611-0011 宇治市五ケ庄(最寄駅:JR奈良線 黄檗駅、京阪宇治線 黄檗駅)

■申込方法:以下ホームページの「申込みフォーム」からお願いします
http://structural-materials.iae.kyoto-u.ac.jp/irradiation/

■申込期日: 平成30年11月2日(金)

■連絡先 藪内(k-yabuuchi@iae.kyoto-u.ac.jp )、和田(yuko@iae.kyoto-u.ac.jp )

○開催趣旨
今年度は、「原子力材料と寿命評価」を副題とします。原子力材料あるいは核融合炉材料の寿命評価においては、
その環境の一般的特性および特殊性を理解した上で、寿命決定因子を探索する必要があります。原子力材料のうち、
実用化されている軽水炉の環境については多くの知識や経験があるため、構造材料の寿命を決定する種々の因子や
その影響の重篤さについての検討は着実に進められてきました。一方、高速炉などの先進原子力システムや
核融合炉においては、運転経験や発電実績が少ないあるいは無いため、炉を構成する構造材料がその環境から被る
影響については、多くの場合、文献や推測に頼らざるを得ない状況にあります。この問題は、いわゆる先進構造材料の
研究開発において表面化し、開発目標の設定や研究開発計画の立案に大きな影響を齎しています。
今回の研究会では、関連する様々な原子力・核融合炉材料の寿命決定因子に着目し、その影響評価における
諸問題について議論する場を提供します。また、原子力・核融合炉材料の「寿命」は「照射効果」に
関連することは自明であり、これまで通り、我々材料照射研究者が抱いている材料の照射効果における基本的、
根本的な疑問や懸念、問題点などについて、十分に議論するための場としても捉えています。

材料の環境を考慮し、材料の「寿命」をこれまでに得られている照射効果データベースに基づき、
照射欠陥や照射損傷組織の形成の素過程、それらが材料の力学的性質や物理的・化学的性質に及ぼす影響について、
より基礎的な視点から見直します。具体的には、材料の寿命に係る照射効果に的を当て、照射効果機構、
照射試験法、照射後の観察法、測定法や評価法ならびに計算模擬試験法などにおける問題点の抽出を行い、
より「確かな」材料の寿命評価に向けた議論を行います。

なお、本研究会では人材育成を重要視し、多くの学生に発表の機会を与えるため、ポスターセッションを取り入れ、
優秀な学生にはポスター賞を授与します。大学の先生方におかれましては、学生の派遣をお願いいたします。

○募集テーマ
いわゆる照射効果の分野において、
1)多様な材料に広く適用可能な知見を提供する研究
2)材料固有であっても照射効果の面からは根本的な要素を含む研究
3)ミクロとマクロの橋渡しなどコミュニティ連携のため知っておくべき研究
などが好ましいと思われます。これらについて、その「成果」と「試み(途中)」についての発表を募集します。
今年度の副題「原子力材料と寿命評価」を取り入れた内容の発表を歓迎します。学会発表ではなく、学術的な
問題提起の場にしたいと考えておりますので、まとまった成果である必要はございません。
これまで議論されていないような学問的課題や疑問点を指摘する発表も歓迎します。

原子力・核融合炉材料の照射効果や寿命に係る;
物理的性質(電気特性・熱輸送特性など)
機械的性質(強度・照射クリープなど)
腐食特性(耐高温水・水蒸気特性)
微細組織(SIAクラスター、Vクラスター、転位組織など)
核変換効果
高熱負荷影響
計算機科学

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